理事長挨拶 

このたび、政治社会学会の理事長を拝命いたしました泰松範行です。まず初めに、これまで本学会の発展にご尽力されてきた歴代の理事長ならびに会員の皆様に、深く敬意を表するとともに、心より感謝申し上げます。 

政治社会学は、社会の構造と政治のダイナミズムを解明する学問として、極めて重要な役割を担っています。現代社会においては、民主主義の変容、グローバル化の進展など、私たちの研究対象がますます複雑化しており、学際的なアプローチが求められています。本学会は、こうした課題に真正面から向き合い、多様な視点を取り入れながら、新たな知見を生み出す場でありたいとこれまで活動を続けてまいりました。

近年、国際社会においてはウクライナ問題などで国家主権や国際秩序のあり方が問われています。こうした課題では、歴史や文化、政治や経済、倫理や思想、様々な分野で議論が行われ、それが横断的に議論されることで新たな視点を獲得していくことができる、これこそが政治社会学の重要な使命です。また、日本国内においても、経済的課題として「103万円の壁」に代表される労働と所得の問題が、社会のあり方に大きな影響を及ぼしていまが、これらの問題を学術的に分析するだけでなく、政策提言へとつなげていくことも求められていると考えています。

私の理事長としての使命は、学会活動の活発化と、研究成果の発信に努めることです。特に、以下の点に注力してまいります。

1.        研究成果の発表の場の積極的な提供

  未来の学術界を担う研究者だけでなく一般社会で地道に研鑽を積んでいる研究者の支援を強化し、研究発表の場の提供、ネットワークの構築に努めます。

2.        社会への発信力の強化

政治社会学の研究成果が、より多くの人々に届き、政策や社会の在り方に貢献できるよう、学会としての発信力を強化してまいります。シンポジウムや公開講座の開催、SNSやオンラインメディアを活用した情報発信を積極的に推進します。

3.        学際的・国際的な研究の推進

政治社会学の研究をより広範な分野と結びつけることで、新たな知見を生み出す機会を増やしていきます。また、様々な領域の学会や研究機関との連携を強化し、研究交流を促進します。

本学会が、会員の皆様にとって魅力的で活発な研究の場であり続けるよう、誠心誠意努めてまいります。皆様のご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

政治社会学会理事長  泰松 範行 
(東洋学園大学グローバル・コミュニケーション学部教授)

過去の理事長挨拶

理事長挨拶 第6代理事長 大賀哲

理事長挨拶 第3代理事長 新川達郎

理事長挨拶 第2代理事長 原田博夫

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